マスト細胞の脱顆粒

花粉アレルギーの人が、花粉と接触すると、
全身のどこにでも存在するマスト細胞に花粉の分子がくっつきます。

すると、それに誘発され、マスト細胞中の顆粒が放出され、
中にあったヒスタミンが組織中にばら撒かれることになります。

すると、かゆみが発生します。

このようにかゆみが発生すると、
「かく」という行動が発生し、「かき壊す」という現象が起こり、
表皮細胞が傷つきます。

表皮細胞が傷つくと、その傷ついた細胞を修復するために、
サイトカインというインターロイキン1(IL-1)や、
腫瘍壊死因子-α(TNF-α)などの化学伝達物質が出現し、
これらのサイトカインによって炎症が起こり、皮膚炎が悪化します。

サイトカインが出ると、「軸索反射」という
かゆみを増す反射も起こります。

このようにかいた事でさらにその部分の炎症が強くなり、
皮膚炎が悪化し、さらにかゆみが増し、かき壊し・・・
ということを永遠に繰りかえす、
かゆみから抜け出すことができない事態に陥ります。

こうしたイッチ・スクラッチサイクルを抜きにして
かゆみを語ることはできません。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ