かゆみを痛みにすり替える

かゆみを感じると、なぜヒトはかいてしまうのか・・・。

考えてみたら、とても不思議です。

そして、もっと不思議なのは、かゆみを感じると、
なぜか、爪でかゆい部分を押さえて、かゆみから逃れるように、
かゆい部分に「痛み」を与えたりします。

蚊に刺されて、かゆくなると、爪で×印をつけたりして、
かゆみを忘れようとしますよね。

わたしたちは、かゆい部分に痛みを与え、
かゆみを感じにくくしようと無意識に行動しているのです。

とても不思議です。

そして、確かに、かゆみの部分に痛みを与えれば、
一時的にでもかゆみを忘れることができてしまいます。

この不思議な行動は、最近になって、科学的に裏づけされています。

研究によって、皮膚の「痛みレセプター(受容体)」が刺激を受けると、
コレにつながった神経線維は興奮します。

すると、痛みがかゆみを抑えるのです。

つまり、痛みを感じているそのときだけは、
一瞬であってもかゆみがなくなったように感じられるということが、
明らかになったのです。

そして、「かく」という行動についても、されています。

「かく」というのは、本能による行為で、
本能がその原因を取除こうとして起こす行動です。

かき、かき毟り、痛いところまでたどり着くと、
人はかくのをやめます。

つまり、かゆみを痛みに摩り替えているわけです。

もちろん、これは皮膚にとってマイナスにしかなりませんが、
それでも、かゆみを抑えるために人はかいてしまうのですね。

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