かゆみを途中で止めるには

イッチ・スクラッチサイクルという
かゆみのスパイラルにハマってしまっている患者さんの治療には、
まず、このサイクルをとめることが必要です。

どんなにかゆくても搔けないように、寝る前に手を固定する、
小さな子どもの場合は、手を完全に覆った手袋がパジャマにくっついている衣類を着せ、
かけないようにするなどの方法があります。

これは、イッチ・スクラッチサイクルの
「かゆみ」と「かき壊す」という間のつながりを断ち切ることになります。

しかし、小さな子どもなら可能であっても、
大人の手を固定する・・・というのはなかなか現実的ではありません。

そこで、皮膚科では、患部に白いベタベタした亜鉛化軟膏という
薬を塗った布を張ったり、
ステロイドを含んだテープを貼るなどして、
皮膚の炎症を鎮めながら、患部をカバーし、
かきたくてもかけない状態を作りながら治療をしていきます。

テープや布を張らなくても塗り薬を塗るだけで、
十分かゆみを抑えることができるような軽症の場合は、
塗り薬だけで様子を見て行きます。

かゆみが起きたときは、早めに皮膚科を受診し、
イッチ・スクラッチサイクルを早急にとめることが第一です。

特にアトピーのような慢性的な病気や、
原因が分からない湿疹は、
イッチ・スクラッチサイクルに陥りやすいため、
早期受診が望まれます。

とはいっても、虫刺されのように原因がはっきりしているものであっても、
不適切な治療をし、かき壊してしまえば症状が悪化します。

虫に刺された後、かき壊すことによって、
皮膚が固くなって隆起し、結節性痒疹(けっせつせいようしん)になることがあります。

単純な虫刺されであっても、このように悪化してしまう場合もあるため、
結果的に治癒が遷延することもあるので注意が必要です。

 

 

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